Tsukada

補聴器について

今の時代の補聴器をご存知ですか?
デザイン性に優れ、様々な機能が搭載され、自動で音を調整。アプリでコントロールし、
Bluetoothでスマホと接続、テレビの音がダイレクトに飛んでくる。補聴器は日々進化しています。
補聴器を恐れずに、装用に積極的になってみませんか。きっと新しい未来が見つかるはずです。

補聴器はなぜ必要?

難聴の場合、早いタイミングで適切な補聴器をつけると、いろいろなメリットがあります。

  • より良いコミュニケーション より良いコミュニケーション 音がよく聞こえるようになると、家族や友人と話をすることが楽しくなります。
  • 人間関係と心の健康 人間関係と心の健康 人生100年時代。コミュニケーション不足によって人間関係が疎遠になるのを防ぎ、あなたの新しい挑戦を応援します。
  • 生活上の危険の回避 生活上の危険の回避 音で周囲の状況を把握し、危険を未然に防ぐのを助けてくれます。
  • 音で脳に良い刺激を与える 音で脳に良い刺激を与える 聴覚刺激を増やすことで、「楽しい」「うれしい」などの情動を引き起こし脳機能を活性化できると言われています。

上記の他にも補聴器を使用することによって様々なメリットがあります。
補聴器をつける決断をするのは、多くの方にとって難しいことです。
補聴器をつけないまま時間が経ち、聞く力を一層低下させてしまうケースが多くあります。

両耳装用のすすめ

両耳装用が基本

両耳装用の方が片耳装用と比較して補聴器の満足度が高いという研究結果があります。

両耳装用のすすめ

両耳装用の効果

  • 音の方向がわかりやすい 音の方向がわかりやすい 両耳に音が入るので、聞こえの範囲が左右に広がり、音の場所を捉えやすくなります。音の方向がわからないと道路沿いを歩行中などに危険性が高まります。
  • 騒音下での聞き取りが良い 騒音下での聞き取りが良い 人の声と騒音を聞き分けたりするには、両耳から入った情報を脳に送ることになるからです。
  • 疲れにくいから長く使える 疲れにくいから長く使える 両耳装用は片耳装用よりも、両耳で聞くとバランス良くきこえ、圧倒的に聴こえの満足度が高くなります。

補聴器の種類

補聴器は近年で大きく進化し、多くの難聴の症状に対応できるようになりました。
最近の補聴器は小型で目立たないだけでなく、多くの機能を搭載しています。
補聴器はただ単に音を大きくする機器ではなく、高度なテクノロジーを使い、
その人に合った、さまざまな聴こえの問題を補う大切な聴こえのパートナーです。

  • 耳かけ型 耳かけ型 幅広い聴力に対応し、持ちやすく着け外しが簡単で多彩なカラーバリエーションがございます。
  • RIC型 RIC型 機能は耳かけ型と変わりありませんが、大きな特徴として、チューブが細く目立ちにくいです。
  • 耳あな型 耳あな型 耳あな型の補聴器は装用者の耳あなの形に合わせて、オーダーメイドで作成いたします。メガネやマスクなどの邪魔になりません。
  • 充電式補聴器 充電式補聴器 充電器に置くだけで充電ができ、わずらわしい電池交換が不要な充電式補聴器です。

見た目や仕様などさまざまな種類がありますが、
ご自身の耳に合った補聴器をご使用されることをおすすめいたします。

使いこなすにはトレーニングと調整が重要

「補聴器を使ってみたけれども、効果を感じなかったのでやめてしまった」という方もいらっしゃいます。
本当に補聴器は効果がないのでしょうか?
せっかく購入した補聴器なので、使いこなせるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
ここではこれらの疑問についてお答えします。
一言でいうと、「自分の耳と脳をトレーニングすること」と、「調整を繰り返し行うこと」が
補聴器を使いこなす上で重要なポイントです。

脳は「トレーニング」する必要があります

皆様は、補聴器をつけてもすぐ快適に聞こえるようにはならないことを、ご存知ですか?とても重要な事なのですが、実はあまり知られていません。メガネはかけたらすぐに見えるようになりますが、補聴器はある程度の期間のトレーニングが必要になります。

脳は「トレーニング」する必要があります

一体なぜでしょうか?実は「脳」が大きく関わってきます。耳が聞いた音は、耳の中で電気信号に変換されて脳に伝わり、脳で「音」を情報として処理されます。音を分析し、その音が持つ意味を理解するのは「脳」なのです。

難聴の方の脳は、あまり音を処理していないため、音が入ってこない静かな環境に慣れてしまっています。補聴器をつけて再び音が聞こえてくると、たとえそれが本来必要な音の刺激であったとしても、その刺激に脳がすぐには慣れないことがほとんどです。そのため、難聴の方が補聴器を最初につけた時は、「騒がしい」と感じてしまうのです。

慣れるまでの目安は3ヵ月

  • 01 補聴器で再び聞こえだした音に脳が
    慣れるまでには時間がかかります。
  • 01 最初の数カ月間は
    聞こえ方が変化します。
  • 01 毎日つけてトレーニング
    することが大事です。
  • 01 定期的にお店に通い、その時の聞こえに一番合うように調整しておもらいます。
慣れるまでの目安は3ヵ月

初めて補聴器を使用する場合には、慣れるのに目安として3ヶ月程度のトレーニング期間が必要だと言われています。
この間は、補聴器の専門スタッフによるフォローアップや適切な調整、そしてご家族のサポートが不可欠です。

補聴器を使っても、聞こえにくくなる前と「全く同じ状態」に戻ることは難しいものです。
ですが、高機能な補聴器を使えば、騒がしさをより抑えるなど、トレーニングがしやすいので、現在の聴力を最大限に生かして、これまで聞こえなかった音や会話が聞き取りやすくなり、不便が軽減され、より快適に暮らすことができるようになるでしょう。

大切なのは、「早く補聴器に慣れるために、毎日補聴器をつける」ということです。
今日は補聴器をつける、明日はつけない、というような使い方をしていると、
脳がどちらの音に合わせていいかわからなくなるので、
慣れるのに時間がかかってしまいます。

ただし、どうしても疲れてしまう場合は、
無理をせずに補聴器を外し、ツカダに相談してみてください。